足指の付け根の関節が動かない人が、外反拇趾(ぼし)の人に多いという。足指は小さくても立ったり歩いたりするのに重要な役割を持つ。曲げる力が落ちると、高齢者では歩行時などにバランスをとるのが難しくなる。転倒から寝たきりにつながる恐れもあり、専門家は足指の運動をすすめる。(寺田理恵)
◆足裏でペタペタ歩く
足の親指が曲がる外反拇趾。北京五輪女子マラソンで途中棄権した土佐礼子さんが悩んでいたように、運動選手でも起こりうる。外反拇趾の原因は先の細いハイヒールともいわれるが、男性でなる人もいる。
「足指を使わない生活が原因の生活習慣障害」と指摘するのは、外反母趾研究所(東京都板橋区)の古屋達司代表。「立ったり歩いたりするときに足指に体重を乗せることで、足指がしっかり地面に着いて体を支える。ところが、外反拇趾の人は体重を乗せていない。足指に力が入らずに足指が浮き、足裏でペタペタ歩く人も多い」とする。
古屋さんによると、外反母趾の人の7割が指先から3番目の関節(親指は2番目)を動かさず、足指に力を入れて歩かない。そのため、足の筋肉が弱っている。この関節の存在を知らない人もいるという。
古屋さんは「生活習慣を改善するには、まず3番目の関節を動かす。そして、立ったり歩いたりするとき、足指に体重を乗せる。一般に知られる足指のグーパー運動やタオルをつかむ運動も、この関節を動かさずに行うと効果は上がらない」と助言する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090602-00000089-san-soci
