一般用医薬品(大衆薬)の販売規制が6月1日の改正薬事法で緩和されるのを受け、セブン&アイ・ホールディングス、イオンの小売り大手2社は29日、販売強化策をそれぞれ発表した。イオンはメーカー大衆薬より割安なプライベートブランド(PB=自主企画)の大衆薬を一新し、平成23年度に現在の1・6倍に品ぞろえを増やす。セブン&アイは、6月1日から30日まで傘下のイトーヨーカ堂112店舗でメーカー大衆薬を10~20%値引きするほか、傘下のコンビニエンスストア、セブン-イレブンの一部店舗で大衆薬の24時間販売に踏み切る。
消費不況で衣料品や住居用品などが伸び悩む中、大衆薬は成長が見込まれる数少ない有望市場。規制緩和を機に力を入れることにした。
イオンはグループのドラッグストア10社で、メーカーより2~4割安いPB大衆薬を「ハピコム」の新ブランドで6月1日から発売する。現在190品目、年間売上高170億円だが、第1弾として風邪薬など11品目を投入し、平成24年2月までに300品目、300億円を目指す。
セブン&アイは値引き販売の一方、調剤薬局大手アインファーマシーズと合弁でドラッグストア運営会社「セブンヘルスケア」を6月1日付で設立。今後2年間に230店舗に増やすとともに、PB大衆薬も投入する。
規制緩和では薬剤師がいなくても新資格の「登録販売者」がいれば大衆薬の9割が販売できるようになる。
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