大型連休の後半が始まり、国際空港の検疫所は新型インフルエンザの水際阻止へ向け、例年以上に大忙しだ。国立医療機関や防衛省の応援も受け、成田空港は1日現在で検疫官を通常の87人から2倍以上の182人に増強、関西空港は46人を65人に、中部空港も20人を33人に増やしたが、それでも人手が足りない。到着便の検疫開始遅れが相次ぐ中、2日には検疫ブースが一時的に空になり、乗客を素通りさせてしまうトラブルも起きた。
成田空港の機内検疫の対象は、カナダ、米国、メキシコからの到着便で1日約35便。午後1~6時ごろに集中している。青や黄色の防護衣にマスクを着けた検疫官たちは数人のグループを組み、空港内を走り回る。
空港内は出入国管理のため通路や搭乗ゲートへの立ち入り経路が複雑。特に不慣れな応援の検疫官は右往左往だ。警備員らに案内してもらい、息を切らして機内に駆け込むことも少なくない。革靴からスニーカーに履きかえた人も多い。
1日午後のある到着便。乗客は機内に足止めされ1時間半以上、検疫を待った。航空会社職員は「10時間以上のフライト後、さらに待たせるのはひどいとお客様が怒っている」と、検疫官の到着を待ちわびていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090502-00000036-maip-soci
