家庭用健康器具の事故多発 「聞き取り」頼り 原因特定に時間
健康維持やメタボリックシンドローム対策など、家庭で手軽に運動ができるとして人気が高い家庭用フィットネス(健康)器具の事故が多発していることが、国民生活センターの調べで分かった。スポーツジムなどで使われる器具が手軽な家庭用として普及する一方、原因特定をめぐり、事故品を見れば推定が容易な一般家電の火災事故などと比べ、使用者に対する聞き取りに大きく頼らざるを得ないため、時間がかかるという課題も浮上している。
同センターのまとめでは、平成15年4月から今月21日までに、フィットネス器具による被害相談は計180件に上った。ほとんどが家庭用で、骨折、やけどのほか、神経や脊髄(せきずい)の損傷など、重傷に至ったものが29件もあった。
同センターは「事故があっても相談を寄せない人も多い。寄せられた情報はごくわずかで、氷山の一角だろう」とみている。
一方、経済産業省の調べで、重大な製品事故の報告が義務づけられた昨年5月以降、家庭用フィットネス器具で7件の事故情報が寄せられ、計7人が重傷を負ったことが判明。
このうち5件は、製品不良によるものか、誤使用によるものかの結論が出ておらず、発生から1年以上たちながら、調査が継続されたままの事案もある。
先月20日に起きた腹筋を鍛える座いすタイプの器具による事故では、背もたれ部分が急に起きあがり、使用者が鼻骨を折った。
後方に転倒するのを防ぐ装置に不具合があったとみられるが、詳しい事故状況がメーカーから入ってきておらず、原因もはっきりしていない。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081027-00000065-san-soci
