国公立のがん専門病院などでつくる「全国がんセンター協議会」(全がん協、32施設加盟)は3日、五つのがんについて、加盟施設ごとの治療5年後の生存率を発表、同意を得た19病院名を公表する。補正した5年生存率をみると、胃がんで79~56%、肺がんで43~22%など施設間で20ポイント程度の差があった。年齢や合併症の有無など患者側の情報が盛り込まれていないため、全がん協は「各施設の治療の優劣には直結しない」としている。
厚生労働省の研究班が調査した。治療成績の開示を求める患者の声に応え、公表は昨年に続き2回目。99、00年にがんで入院した患者について、当時加盟していた28施設にデータ提供を依頼、99年分は25施設、00年分は26施設が応じた。
集めたデータは、患者の生死、受診時の年齢、がんの部位や進行度(病期)ごとの症例数、治療内容など。15歳以上95歳未満、受診後の消息や病期の判明率などの基準で取捨選択し、症例数が100例以上集まったがんと施設で、生存率を算出し公表した。
公表されたのは胃がん20、肺がん21、乳がん18、大腸がん17、子宮頸(けい)がん8施設で、うち1~4施設が病院名公表を見送った。昨年は子宮頸がんを除く4種類で延べ56施設が公表された。
分析にはがん患者と、それ以外の人の生存率の割合を比べた「相対生存率」を使った。ある年齢の5年後の生存率が80%で、がん患者も5年後に80%の人が生きていれば、相対生存率は100%になる。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081003-00000019-mai-soci
