メキシコ 豚インフル禍 「こんなパニック初めて」
学校は閉鎖され、薬局にはマスクを求める人が殺到した。メキシコで68人が死亡した豚インフルエンザ。現地では道行く人はみなマスク姿で、政府の対応の遅れに批判も渦巻く。25日、メキシコからの航空便が到着した成田空港では、到着客への検疫強化やマスク配布などの対応に追われた。「豚肉を食べないわけには…」。スーパーでは買い物客が不安を口にし、政府に迅速な情報提供を求める声もあがった。
◇
【ニューヨーク支局】「娘は1週間、せきや熱で苦しんでいた。もし豚インフルエンザにかかっていたらどうしよう」
メキシコ市内の呼吸器系疾患の国立病院を、15歳の娘と訪れた父親はこう言うと肩を落とした。「考えたくない」
メキシコを襲った豚インフルエンザ。AP通信などによると、メキシコ政府は23日になって、人が集まる図書館や国立劇場などの閉鎖や週末のイベントの中止を発表。国民に自宅待機を求めた。しかし、感染の疑いがある患者は、すでに1000人超。大学生(24)は「政府はもっと早くに対応することができたはずだ。感染を拡大した」と批判する。
ウェートレスのクリスティーナ・セロンさん(55)は娘に「口を覆いなさい。通りで食べ物を買ってはだめ」と電話したという。
市内には軍も出動し、通行人らにマスクを配った。数が足りなかったのか、セーターの袖を口にあてて足早に駅を出る女性の姿もある。薬局はマスクを買い求める人が殺到し、「マスク売り切れ」というポスターが張られる店もあった。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090426-00000085-san-soci
