「鬱病」偽り傷病手当5500万円詐取 各地に“ニセ社員” マニュアル、実技も
□「詐病見抜くのは難しい」医師困惑
国民の約15人に1人が生涯に経験するとされる「鬱病(うつびょう)」。自殺に結び付かないよう全国での取り組みが本格化する中、鬱病になったと偽り、健康保険の傷病手当金をだまし取っていた男らが1月下旬、秋田県警などに逮捕された。鬱を装うマニュアル、大量のニセ社員…。男らの“共犯者”が産経新聞の取材に応じ、制度を悪用した組織犯罪の一端を明らかにした。一方、精神科医からは「詐病を見抜くのは難しい」との本音も聞かれ、医療現場のジレンマも浮かぶ。(花房壮)
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■月給115万円
秋田県警などに1月24~26日に詐欺容疑で逮捕されたのは、札幌市豊平区の雑貨販売業「アクア」代表社員、佐野剛(41)、同市東区の無職、七尾龍也(28)ら3容疑者。
3人は共謀し、昨年3月中旬、会社の実体があるように装って秋田社会保険事務局に虚偽の届け出をし、「アクア秋田支店」として健康保険の適用を受けた。「支店長」の七尾容疑者は同5月に鬱病で働けなくなったと申請し、同事務局から1カ月分の傷病手当金約66万円をだまし取った疑いが持たれている。七尾容疑者は医師の診断書を提出していた。
これまでの調べで、佐野容疑者らは平成18年2月~昨年12月の間、7都道県に約20人の“ニセ社員”を配置し、同様の手口で各地の社会保険事務局から計約5500万円を詐取した疑いが浮上している。
佐野容疑者は「会社の実体はなかった」「月給115万円の約束で札幌市界隈(かいわい)の無職者らに話を持ちかけた」などと供述し、容疑を認めているという。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090208-00000068-san-soci
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